丘の上の小さな部屋より

毎日の中で見つけたことを気持ちの赴くままに。

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せっかくだしもう一冊読んじゃえ。

久しぶりに小説を読んで
せっかくの休みだしもう一冊小説を読んだ。

これがけっこう分厚くて(笑)
休み中に読み切れるかな？と思ったけど
読み始めるといつのまにか読み終えていた。

短編小説が6話と戯曲、インタビュー
という構成だったから飽きっぽい私でも読みやすかった。

まず最初の「チケットノルマ」。
ここに登場する団長が水曜どうでしょうのミスターと
イメージが重なったのは私だけだろうか。

そして「知らぬがホトケ」。
満員電車で平気でスマホいじってる女の人の
スマホをのぞき見する男の話。

私がとっても苦手としている
女同士のベタベタした嘘くさい友情が描写されていて
ある意味ツボだった。

ちなみに私は彼氏のスマホは覗き見しない派。
気にならないわけじゃないけど
自分のスマホを彼氏に覗き見されるのが嫌なんで

ま、今の私が何を言っても負け惜しみにしか聞こえないけどね(笑)

次は「悪魔の先輩」。
心が温まるいい話。
私もよし江さんみたいな強い女性に憧れる。

よし江さんが悪魔をモジャモジャ呼ばわりしていたからか
途中から悪魔が大泉さんに見えてきて仕方なかった(笑)

それから「マンスリー呪い」と「仕方ない」。

…どちらもけっこう奥が深い話だと思う。
結局起こる出来事が幸か不幸かは考え方次第というか
出来事そのものに何かと意味を付けようとするのが人間なのか。

最後は「新人研修の日」。
ハラハラドキドキした話。
新人の松下くんみたいなキャラ、嫌いじゃない。

文章の表現がいかにも戸次さんらしいと思った一冊。

戯曲を先に読んじゃったけど(笑)
この記憶が薄れてきたころに
舞台「ONE」のDVDを観ようと思う。